神戸牛の定義

神戸牛は出荷の際に但馬牛の中から厳選された牛肉のことということは前回のブログでお話してきました。
それぞれに厳格な定義があり、そこでジャッジされているのです。

但馬牛

【第20条】
「但馬牛」とは、本県の県有種雄牛のみを歴代に亘り交配した但馬牛を素牛とし、繁殖から肉牛として出荷するまで当協議会の登録会員(生産者)が本県内で飼養管理し、本県内の食肉センターに出荷した生後28ヵ月令以上から60ヵ月令以下の雌牛・去勢牛で、歩留・肉質等級が「A」「B」2等級以上とし、瑕疵等枝肉の状態によっては委嘱会員(荷受会社等)の確認により判定を行う。 尚、但馬牛を但馬ビーフ、TAJIMA BEEFと呼ぶことができる。

神戸牛の定義

「神戸肉・神戸ビーフ」とは、第20条で定義する「但馬牛」のうち、未経産牛・去勢牛であり、枝肉格付等が次の事項に該当するものとする。 尚、神戸肉・神戸ビーフをKOBE BEEF、神戸牛、神戸牛と呼ぶことができる。

〈1〉歩留・肉質等級
・「A」「B」4等級以上を対象にする。
〈2〉脂肪交雑
・脂肪交雑のBMS値No.6以上とする。
〈3〉枝肉重量
・雌は、270kg以上から499.9kg以下とする。
・去勢は、300kg以上から499.9kg以下とする。
〈4〉その他
・枝肉に瑕疵の表示がある場合は、本会が委嘱した畜産荷受会社等(委嘱会員)がこれを確認し、「神戸肉・神戸ビーフ」の判定をする。

以上のような厳しい定義が設けられた神戸牛は
令和2年度 6,120頭が認定されている。

 

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